家にねむっている骨董品のミシンはありませんか?昔は一家に一台あったミシンも、現代では衣類などの国内物流が整い、品数も豊かになり、価格でみても自分で作るよりも買った方が安いため、ミシンの販売数量や生産数量は下降ぎみです。
そんな状況の中使わなくなったミシンは売れるのでしょうか。
本記事では、骨董品のミシンの需要と買取相場、高く売る裏技を紹介します。
骨董品のミシンは売れるのか
そもそも骨董品の古いミシンは売れるのでしょうか。
結論からいうと、まだまだ需要があります。
昔とは違い、現代ではハンドメイドといったような趣味の分野で愛用されています。
骨董品のミシンの種類
ミシンにもいくつか種類があることをご存知でしょうか。種類別に紹介していきます。
足踏みミシン
まずは、古いミシンの中でも需要が高いとされる足踏みミシンです。
足踏みミシンは電動ミシンと比較して厚い生地を縫うのに優れているとされています。
特に家庭用の足踏みミシンは送り歯の高さと、押さえ圧を変えることができるためどんな素材でも縫いやすいとされています。
電動ミシン
一方、現代でも見かける電動ミシンは、コンパクトさと多機能な面で普及しています。
但しこちらは低速でパワーは欠けるため、厚い生地を縫うのには適しておらず、小物を縫う場合などに使い勝手が良いとされています。
アンティークミシン
古いミシンは、実際に使用する用途だけでなく、レトロな感じが評価され「アンティークオブジェ」としての需要があります。
中でも19世紀末〜20世紀前半にヨーロッパを中心に普及していたミシンはデザイン性が優れており、インテリアとして大変人気があります。
実際に使用することができなくても、置いて眺めるだけでも満足できるという点が骨董品のミシンの価値と特徴です。
ちなみにアンティークミシンの中でも特に人気があるのは「シンガー」製のミシンです。
シンガーはテーブルの脚としても置物としても利用されることが多く、高値で取引されています。
骨董品のミシンの買取相場
骨董品のミシンの買取相場をご紹介します。
あくまで一例ですので、価値が気になるものあればお見積もりを依頼してみてください。
アンティーク価値のある古いミシンは買取価格も高くなります。
・三菱 ミシン ヘッド…2,980円
・ミシンセット JAGUAR JN-100 GAMEBOY…3,800円
・シンガー アンティークミシン…11,000円
・ブラザーミシンPS202…14,500円
・シンガー 足踏みミシン 1928年製…50,050円
骨董品のミシンを高く売るには
骨董品のミシンを少しでも高く売るコツをご紹介します。
売る前に掃除をする
少しでも美品として鑑定してもらえるように、古いミシンであれば埃ふきとってあげたり、まだ動くものであれば油をさしてあげましょう。
もちろん動かないものを修理する必要はありませんので、そうしたミシンはアンティーク品として鑑定してもらいましょう。
複数の買取業者で見積もり依頼する
骨董品の買取を行っている業者は全国に多数あります。
お近くに店舗がなくても、出張で鑑定をしてくれたり、また製造会社は購入年数などの情報と、ミシンの写真をLINEやメールで送ることで、簡単な見積もりを出してくれる業者もあります。
そのため最初から一社に絞らず、いくつかの買取業者に見積もりを依頼するのが良いでしょう。
まとめ
古く使わなくなった骨董品のミシンも捨てるとなると粗大ゴミ扱いとなり有料です。
もしかするとアンティークミシンとして需要があり、思わぬ高値が付くこともありますので、まずは査定に出してみてはいかがでしょうか。