あなたの自宅には眠ったままの骨董品はありませんか。
大掃除や引越しをするため片付けをしていたら、押し入れや物置から見覚えのない箱が出てきて、中を見てみたら骨董品?と思えるような物が出てきたなんて経験がある人もいるかもしれません。
亡くなった祖父に骨董品集めの趣味があったとか、旅行先で何となく見た目に惹かれて買ってしまったとか、理由は色々あるかと思います。
しかし、誰もが骨董品について詳しく知っている訳ではありません。
作者の名前があったので見てみたけれど有名な作者なのかどうか分からなかったり、その骨董品にどれくらいの価値があるのかも分からないという人が大多数だと思います。
かといってそのまま自宅で眠らせておくのは勿体ないし、引越しや家庭の事情で骨董品を手放したいと考える人もいるかもしれません。
そんな時は骨董品の買取を行っている会社に相談してみるのはいかがでしょうか?
骨董品買取専門会社には、骨董品に関して詳しいスタッフがいますので安心です。
数々の骨董品をたくさん鑑定してきたスタッフが対応してくれるので、骨董品の価値をしっかりと見極めてくれます。
たくさんある骨董品の中でも、今回は木彫りでできた骨董品で考えてみましょう。
木彫りでできたの骨董品と言って思い浮かぶのは、熊や魚などの生き物の木彫りです。
他にも女性像の木彫りなど色々なものがあります。
たまには歴史的に価値の高い木彫りもあったりします。
びっくりする様な高価格で取引されている木彫りもあります。
このページでは、そんな木彫りでできた骨董品を買取に出す際のポイントについて解説していきます。
木彫りの骨董品について
まず木彫りの骨董品は木彫りというだけあって木材でできています。
木で出来た骨董品は同じ1本の木から出来上がるので、同じように見えるデザインの骨董品でも同じものは決して二つとして出来ない唯一無二の存在なのです。
そのため作品によっては非常に貴重な価値があり、国の重要文化財として指定されている木彫りの作品もあります。
木材の性質
さて、ここで注意しなければならないのは木材の性質です。
木材は湿気が多く温度差が大きな場所に長時間おいてしまうと、木が膨張して形が変わってしまったりカビが生えてしまうこともあります。
当たり前ですが、カビが生えてしまうと買取の際に骨董品としての価値が大きく下がってしまいます。
必ず風通しのいい場所に保管をし、たまには保管してある箱のふたを開けて換気を行いましょう。
水分の管理ができていないところでは、木は水分を吸収すると収縮や膨張を繰り返します。
この収縮や膨張を繰り返すことによって、木材が反り返って変形したり割れてしまったりする原因になります。
特に注意しなければいけない時期は冬季です。
冬季は1年の中で空気が乾燥する時期です。
そこにストーブなど暖房機器が原因となり更に空気が乾燥します。
冬季はこの乾燥によるひび割れに気を付けなければいけません。
暖房機器の近くに置いたり高温になる所の近くには置かないようにしましょう。
傷、シミ
次に傷やシミです。
木材は柔らかいのでかんたんに傷がついてしまいます。
木製の家具であればリサイクルショップで傷の部分を削って磨くことによってもう一度商品として売ることができますが、骨董品はそうはいきません。
無理に削ったり磨くと傷が出来てしまい、商品としての価値が下がってしまいます。
買取に出す際には骨董品に傷がないか確認して、傷を見つけた場合は鑑定士に申告しましょう。
傷と同じようにシミも出来やすいです。
漆加工をしていても、劣化してしまうとシミが簡単に出来てしまい、一度ついたシミは落とすことが出来ません。
シミも傷と同じで買取に出す際のマイナスポイントになります。
業者選びも大切なポイント
買取に出す際のポイントとして買取業者の選択も重要なポイントになります。
査定会社の選び方
同じ商品でも、査定会社によって数十万も金額が変わる事があります。
買取に出すのですから、少しでも高い値段で買取をしてほしいですよね。
そのため、査定会社に見積もりを出してもらうといいでしょう。
骨董品買取業者によって違いはありますが、中には無料で見積もりを立ててくれる会社もあります。
骨董品買取業者はどこも同じという訳ではありませんので注意が必要です。
中にはしつこく勧誘をしてきたり、対応が良くない査定会社もあります。
査定に出すうえで査定会社選びは慎重に選ぶことが大切になります。
箱
木彫りの作品の状態も大切ですが、箱も骨董品と同じく大切なポイントです。
例えば木彫りでできた骨董品が見つかっても、その骨董品を保存している箱が傷んでいたり、あるいはなくしてしまっていると、買取価格は大きく下がってしまうのです。
有名な作家さんの作品であればあるほど、箱の状態が悪かったりなくしてしまうと大きなマイナスポイントになりますので注意しましょう。
どんな骨董品でも立派な作品です
作者も分からず、置いてあるだけのただのお荷物に思われる人も居るかもしれません。
しかし、どんな骨董品でも立派な作品なのです。
保管状態が悪く作品や保存すべき箱の状態も悪ければ、大切な作品の価値が下がってしまいます。
骨董品を見つけたら、必ず風通しが良く直射日光の当たらない場所に保管しましょう。
汚れが気になった時は、水を含ませ硬く絞った柔らかな布で優しく丁寧に拭いてください。
この時に水分を残さないように注意しましょう。
水分はカビが発生したりシミになる原因になります。
折角買取に出そうと決めた骨董品です。
高く買取をして貰うためには上記で説明した事に十分注意をし、正しく保管するようにしましょう。